まずオープニングで、Marvelousを退団した神童ミコトが登場、狐伯(コハク)とリングネームを変えてWAVEに加わることが発表された。団体間での話し合いで“円満”であることも強調された。
この日の注目の1つは、昨年末でアイスリボンを退団したユニット「プロミネンス」から世羅りさと鈴季鈴が参戦するハードコアマッチ。凶器使用OK、リングアウトなしというルールは、世羅&鈴季が得意とする形式。宮崎有妃も過去にデスマッチ経験がある。4者が流血、特にみぃは想定外の出血量で、出番が少なくなった。本来の見せ場である、ラダーやテーブルを使った場面では、テーブルが割れる、ラダーが倒れてしまうというアクシデントもあり、シビアな闘いのはずが笑いがおきるという事態に。世羅は試合後「我々のハードコアって、こんなんだったっけってスゲー思って。waveさんって、笑いの神様でもいらっしゃるんですか。我々はカッコよく登場して、カッコよく勝って、カッコよく技とか決めたかったんだけど、宮崎さんの方見たらラダーが勝手に倒れてきて、一瞬何が起こったかホントにわからなくて。すずも、テーブルクラッシュやるのかなって見てたら、メキメキメキって」「沈んでいって、そのまま床にズドンですよ! 痛ったあ…。いい意味で狂わされましたね」(すず)。「ガシャーン、ウオー! ってなるところで、メキメキメキ、ワハハ! って笑い声が聞こえるぞ。waveさんでハードコアをやるってこういうことなんだなって、改めて思い知りました。なので次はそういった不測の事態もすべて考えた上でもう1回やりたい!」(世羅)
セミファイナルのタッグは、WAVE社長の桜花由美が社長権限で、カード決定したもの。前回の防衛戦で、彩羽匠&野崎渚組の強豪コンビの挑戦を退けたCOLOR'SのSAKI&清水ひかりが健闘したものの王座移動。試合後、桜花と広田は自らをハラスとメントと命名した。
メインは、2021年CATCH THE WAVEトーナメントを制した高瀬みゆきが、優勝後に怪我に見舞われ欠場したために延期になっていたカードが実現。互いに認め合う間柄なので、熱戦となったが、最後は、野崎のがコブラクラッチスープレックス、ノアールランサー・ハイが決まる。野崎は「高瀬とレジーナ防衛戦やるの、ずっと、ずっと、ずっと待ってました。すごく長く感じました。でも今日、こうして後楽園ホールっていう最高の舞台で、いままで試合したどんな試合よりも今日が一番熱くて、楽しかったです。でも、まだまだ終わりじゃないから、高瀬、もっともっと、もっともっと熱く試合していきましょう。これからもヨロシク」と締め括った。
試合結果
WAVE『Valentine wave 2022』
2022年2月13日 東京・後楽園ホール
観衆:325人
◆Future wave 10分1本勝負
△川畑梨瑚(時間切れ引き分け)梅咲遥△
◆スクランブル3wave 15分1本勝負
○大空ちえ(10分30秒 リングアウト勝ち)優宇●、青木いつ希●
◆デンジャラスwave~ハードコアルール 20分1本勝負
○世羅りさ&鈴季すず(19分55秒 イスとラダーで挟んだ状態の宮崎にダイビング・ダブルニードロップ→片エビ固め)宮崎有妃●&ハイビスカスみぃ
◆DUAL SHOCK WAVE~WAVE認定タッグ選手権試合 30分1本勝負
[挑戦者組]桜花由美&○旧姓・広田さくら(20分47秒 へなーらサンセット)SAKI&清水ひかり●[王者組]
※galaxyPunch!が4度目の防衛に失敗。桜花&広田が第27代王者組となる
◆Regina di WAVE~WAVE認定シングル選手権試合~ 30分1本勝負
[王者]○野崎渚(22分31秒 ノアールランサー・ハイ→片エビ固め)高瀬みゆき●[挑戦者=2021年度波女]
※第17代王者が2度目の防衛に成功
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