田中の相手Xが卜部夏紀。デビュー当時のコスチュームで登場。2017年のWAVE退団以来、久しぶりの登場が初心に帰るスタイルだった。田中は、夏休みの自由研究でプロレス教室を体験し、その時に「一番優しかったのが夏さんでした。そんな夏さんと試合ができて幸せです」と感涙。
スターダムから参戦の飯田沙耶は、「シングル戦を約束して5年」という狐伯と対戦。ガッツリぶつかり合う熱戦で15分闘い抜いた。体格的にもキャリア的にもスイングする二人。これからの再戦も楽しみだ。
毎回、アメリカAEWから参戦しているRegina王者・志田光は、Catch the WAVE 2023の優勝者VENYの挑戦を受けるが、王座転落。
新王者VENYの防衛戦は、WAVEとしては初めて開催するカルッツ川崎大会で行われる可能性が濃厚。
PHASE2 Reboot 4th『NAMI☆1~Oct.~’23』
2023年10月1日 東京・新宿FACE
観衆:293人
◆Future wave 15分1本勝負
〇梅咲遥(10分56秒 ラ・マヒストラル)炎華●
◆レギュラー3wave 20分勝負
〇櫻井裕子(10分35秒 オーバー・ザ・トップロープ)高瀬みゆき●、関口翔●
※負け抜け勝ち残り。オーバー・ザ・トップロープルールを採用。
◆Decade wave 15分1本勝負
〇卜部夏紀(9分9秒 首固め)田中きずな●
試合後:卜部夏紀のコメント
「ちょっと、絶賛今左ふくらはぎが筋肉痛を起こしてます。痛い、痛い、こんな試合、何年やってないか、本当に。動かすんじゃないよね! いかに最近たるんでるかがよくわかりましたよ。古巣のWAVEに6年ぶりに戻ってきて、初心に帰ったといいますか、もう一度このコスチュームのように真っ白な気持ちに戻って10周年を迎えなきゃいけないなって思いに至っております。(卜部夏紀として試合したのは初心に帰る意味?)私もデビュー10周年ではありますが、卜部夏紀として、こうしてこういったコスチュームに身を包んで試合をするのも10年ぶりでございます。10年ぶりに初心に帰る意味で卜部夏紀としてデビューの名前で試合をさせていただきました。きずなちゃん、素晴らしかったじゃないですか。お客さんからも受け入れられてますし、離れた人間がこういうのもなんですけど、WAVEってすごい選手を育てていってるんですよ。これは紛れもない事実で。オマエが言うなってことを言いますけど、退団者がバンバン続いてしまったけど、世間はデメリットととらえるかもしれないけど、見方を変えればそれだけ誇りに思っていいことだと思うんで。きずな選手もその象徴として、これから頑張っていってほしいと思いますし、GAMIさん、私が言うのもなんですけど、あんまり落ち込まないでください!」
試合後:田中きずなのコメント
「10年前にプロレスラーになりたいと思ってずっと目指してたんですけど、もちろん今のWAVEは大好きですけど、私が憧れた頃のWAVEで活躍してた選手で、小学生の頃に自由研究でWAVEの練習に参加させていだいたことがあったんですけど、その時に夏さんが一番優しくしてくださって、ずっと大好きでしたし、まさか自分がこのリングでデビューして、夏さんと試合できると思ってなかったので。本当に嬉しかったです。いつもみたいな緊張よりも、夏さんがWAVEにいる光景がそれだけで、すごく幸せで、夢のような時間でした」
◆スクランブル3wave 時間無制限勝負
〇世羅りさ&SAKI(25時間21分 ダイビングニードロップ→片エビ固め)宮崎有妃●&旧姓・広田さくら
※もう1チームは米山香織&チェリー組。
◆プライドwave 15分1本勝負
狐伯(時間切れ引き分け)飯田沙耶
試合後:飯田のコメント
「狐伯? やってくるじゃねえか。言ってくれるじゃねえかよ。いってえな、コラ、テメエ! 5年ぶり? あの約束をして5年か。ようやく狐伯とこうやってシングルできて、メチャクチャ嬉しかったし、仕留められなかった悔しさもまたその倍で。WAVEさん、またアッシが乗り込んでいいんだな? 言ったな、狐伯が言ったぞ。もちろんスターダムにもいつでも上がってこい。テメーとキッチリ決着つけてやるよ、来いよ、行くよ」
試合後:狐伯のコメント
「みんなも知らないところで、飯田とはいつか絶対しようと言ってて、あれから5年が経って。自分は環境が変わって、飯田もこの前ベルトを獲って、やっとやっとやっとシングルをやって決着がつかなかった。これも運命だと思ってるから、いつでもWAVEに上がってほしいです。狐伯も必ずスターダムに決着をつけに乗り込むから。いつでも準備しとけ。(5年前の約束とは?)1回目参戦させてもらったときに初めて対戦させてもらって、実を言えば会場で会うのも初めてじゃなくて、よく知ってる間柄だったから。できないモヤモヤがずっとずっとあって、5年間やりたかった相手でした」
◆Regina di WAVE~WAVE認定シングル選手権試合 30分1本勝負
[挑戦者]○VENY(18分22秒 紅花衣→片エビ固め)志田光●[王者]
※第19代王者6度目の防衛に失敗。VENYが第20代王者となる。
試合後:VENYのコメント
「今はとりあえずベルトを獲ったことはもちろんなんだけど、WAVEでデビューしたときから、腕相撲とかしましたよ。志田光に遊ばれてきたけど。8年越しかな、多分5度目のシングルかな。での初勝利だったので、いろいろあったけど、無駄ではなかったなって。このベルト云々よりも志田光に勝ったということが、嬉しいですね。これ自慢じゃないけど、私についてこれる選手って現役の中でも限られていると思うんです。志田光というのは背中を追っていた立場だったんですけど、すべてを受け止めてくれて、すべてを受け切れるなっていう、レスラーとしての信頼感があったので、VENYのすべてを今日は出し切りたいなと思って臨んだ試合だったので、それが発揮できたんじゃないかなって思います。(5年前に巻いた時と、今回巻いた時での違いは?)5年前はとにかくWAVEの中でも、どうしていいかわからない立場だったし、たとえば外に出たときにこのベルトをどうやって、アピールするかっていうのも正直わからないまま、巻いていたという感じだったんだけど、世界の、AEWのスーパースターを倒してのこれなんで、世界のVENYとしては、このベルトとともにいろんなところにアピールしたいな。
先のことは私もわからないけど、ベルトを巻いたってことはレスラーとしてもうちょっと頑張りたいなって思ったから。さっきも言ったように、私の実力についてこれる選手ってそうそう、いないと思うんですよ。私が思うに、練習とかしてても、実のある練習をしていないと思うんですよ。してますしてますっていうのを結構見るけど、全然それが試合に出てなかったり。それが若手選手に限らず見てて感じること。すべてにおいてパーフェクトに近い選手に来てほしいな。(防衛戦はクリスマスイヴになりそうだが?)予定あるかもしれないじゃん。みなさん、私はまだまだ多感な時期ですよ。プライベートも充実させたい時期なので、保留にしておいてもらいたいかな(笑)。でも、何もないことをWAVEは祈っててもらいたい(笑)」
試合後:志田光のコメント
「あー!何も考えられない。いまは真っ白で、ちょっと今は何も考えられないです。悔しい。また精進します、すいません」
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