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8.11 PURE-J 5周年で3王座が移動



 5周年を迎えたPURE-Jの後楽園大会。3つのタイトルが移動した。

 梅咲3度目の防衛戦となるPOP王座は、久令愛がタイガー・スープレックスで仕留め、プロ入り初戴冠。

「これだけしっかりガッツリ梅咲選手と闘うのが初めてだったので、いろいろ自分なりに研究してきたつもりではあったんですけど、序盤から足攻めをされて、ホントに苦しかったです。自分の武器である下半身を攻められると。ただ自分もこの日のために準備してきたので“必ず獲ってやる”って気持ちで挑んでました。自分がこのベルトを巻いたからには今までAKARIが作ってきた若手の勢い、梅咲さんが作ってきた勢い、それとはまったく別のモノ。やっぱり私にしかできないことをどんどん思い切りやっていけたらなって思ってます」

 タッグは、中島&中森という強豪コンビから王座を奪った新王者の初防衛戦。挑戦者の鋼&SAKIのデビュー10周年コンビは連携もパワーも王者組を圧倒。見事ベルトを奪った。

鋼「こうやって同期で一緒にベルトが獲れたことがホントに私は嬉しいです。私たち最強で最高のタッグチームなんで。ホントいろいろあったけどね、こうやって結びついて、今が1番楽しい!」

SAKI「ずっとずっと鋼っちと“タッグ組みたい”と言っていて、それがこういう形で実現できるってホントにすごい、奇跡みたいな10周年になるなと思いました。メチャクチャ嬉しい! メチャクチャ楽しいです! もっともっとずっと(ベルトを)守ろう。10年を笑顔で迎えられたことが嬉しいです。続けてて良かった!! プロレス楽しい!!」

 シングルは、優宇が中森を破り4年ぶりのシングル戴冠。「“あきらめないでい続けるってことはすごく大事なんだな”って今日すごく思いました。中森選手、4月のトーナメントで勝った時よりもチャンピオンの中森華子がメチャクチャ怖くて。目から殺気が出てて、最後ほんのちょっとの気持ちで今回勝てた気がします。前回の反省が、最後自分の気持ちが“もう一息だったんじゃないかな?”って思うんですよ。ベルトに対する気持ちっていうのが、最後お客さんの拍手とかがもうひと踏ん張りを与えてくれて今回勝てたなってすごく思います。私がこのベルトを“なんでこんなに欲しかったか?”というのには、強くなりたいからとか、このPURE-Jのトップに立ちたいからっていうシンプルな理由だけじゃなくて。東京女子という団体を出て半年ぐらいイギリスとアメリカとかヨーロッパに行ってたんですけど、その時にホームシックだけじゃなくて、ご飯が合わないとかいろいろあったんですよね。けっこう心が折れてた時にちょうど見たのがボリショイさんとLeonさんのPURE-Jのタイトルマッチだったんです。EVEの常設会場がメチャクチャ盛り上がっていて、(映像で)それを見て“この団体に、日本に帰ったら出たい”ってすごく思ったし、そこで気持ちが強くなれたから。自分の心を強くしてくれたタイトルマッチだったんで、このベルトには他に参戦してる選手よりも、ちょっと特別な思いがあったんですよね。それをEVEのプロモーターも知ってるんで、その気持ちと一緒にこのベルト持って、今年はEVEに行ってタイトルマッチしてやろうと思います」

 試合後、AKARIが挑戦表明すると鋼もリングイン。9.4で挑戦者決定戦が行われ、勝者が優宇に挑戦することになった。



2022年8月11日 東京・後楽園ホール

「レインボーマウンテン 2022~PURE‐J 5th&ライディーン鋼 10th Anniversary」

観衆:563人


試合結果

◆20分1本勝負

○網倉理奈(10分59秒 ダブルアーミンバスター→片エビ固め)大空ちえ●



◆20分1本勝負

○AKINO(12分42秒 変形蜘蛛絡み)AKARI●



◆PURE-J5周年記念スペシャル6人タッグマッチ 20分1本勝負

KAZUKI&○Leon&谷もも(13分2秒 旋回式キャプチュードバスター→片エビ固め)チェリー●&春日萌花&真琴




◆POP選手権 30分1本勝負

[挑戦者]○久令愛(16分23秒 タイガースープレックスホールド)梅咲遥●[王者]

※第25代王者が3度目の防衛に失敗。久令愛が第26代王者になる。





◆デイリースポーツ認定女子タッグ選手権 30分1本勝負

[挑戦者組]ライディーン鋼○&SAKI(8分58秒 100kgムーンサルトプレス→体固め)米山香織&●関口翔[王者組]

※第28代王者が初防衛に失敗。鋼&SAKI組が第29代王者になる。





◆PURE-J認定無差別級選手権 30分1本勝負

[挑戦者]○優宇(19分16秒 ラストライド→体固め)中森華子●[王者]

※第11代王者が初防衛に失敗。優宇が第12代王者になる。





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Image by Olga Tutunaru

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