マーベラス2023年最後の後楽園大会。OZの横浜武道館大会で、尾崎魔弓が持つAAAWシングル王座への挑戦を、長与千種は「渡辺智子が獲るから。彼女は結構強いよ」と発言したが、前王者の桃野美桜との挑戦者決定戦が行われることに。時折、厳しい攻めを見せ、この試合に対する特別な意気込みが感じられた渡辺が、勝利し、挑戦権を獲得。王者の尾崎が「防衛戦はしない」という状態だが、渡辺は「防衛戦をしないなら、返上してほしいし、私が獲りにいく。今までのキャリアで、オールパシフィックのベルトは巻いたたことがあるが、一番じゃない。一番を取ったことがないから、そこからの風景を見てみたい」と試合後に語った。
メインは、Maria&川畑梨瑚の同期タッグ・マゼンタがAAAWタッグ王座へ挑んだ。王者の彩羽匠&永島千佳世組は、体格やキャリアで圧倒的に上回る存在だが、川畑がマーベラスに入団し、コンビネーションの精度を上げてきた挑戦者組が、最後、彩羽からピンフォールを奪うことに成功。キャリア6年目で、初のタイトル獲得となった。
試合後のコメント:Maria&川畑梨瑚
川畑「重い、重いです。ベルトって自分たちが想像していたより何倍も重いです。自分もMariaも6年目に突入し、初めてチャンピオンベルトに選んでもらいました。ここまでくるのが本当に長かったし、今日も年内最終の後楽園ホールだけど、満員に出来なかったのはま
だまだ自分たちの力不足だと思ってるので、もっともっとこのベルトとともに大きくなって、たくさんの人にマーベラスを知ってもらえるようになりたいと思います」
Maria「初めてベルトという重いものが腰にある感触。個々の強さはまだまだかもしれないけど、今回勝てた要因って、個々の強さよりもタッグの絆があったからだと自分は思ってて。梨瑚にたくさん助けられて、わたしもたくさん返したくて。初めてのベルトが梨瑚とのタッグで本当に嬉しいです。ずっとマゼンタを応援してくれた方、本当にお持たせしました。これからは私たちが重いベルトを背負って、タッグの道を歩んでいきたいと思います」
川畑「ベルトを意識し始めてから、こんなに王者と闘えたのは前代未聞だったと思いますけど、ちっかたっくの2人はそれだけ遠い存在で、尊敬している2人が王者だったからこそ、王者が快く何度も何度も受けて闘ってくれたからこその成長だと思っています。最後の最後まで2人に助けられたというか、成長させてもらった、そういう思いです」
Marvelous後楽園 大会 試合結果
2023年12月10日 東京・後楽園ホール
観衆:未発表
◆15分1本勝負
○橋本千紘(8分35秒 変型極楽固め)宝山愛●
◆30分1本勝負
真琴&○ウナギ・サヤカ&プロミス・ブラクトン(10分19秒 城門突破→片エビ固め)愛海&岡優里香●&ジジ・レイ
◆30分1本勝負
○井坂レオ&ヴィニー・マッサーロ&イッシー(14分27秒 フランケンシュタイナー)石坂ブライアン&アルファ・ゾー●&ヴィエント
◆AAAWシングル王座次期挑戦者決定戦20分1本勝負
○渡辺智子(16分17秒 ラリアット→体固め)桃野美桜●
◆AAAWタッグ選手権 30分1本勝負
[挑戦者組]Maria&○川畑梨瑚(28分6秒 首固め)彩羽匠●&永島千佳世[王者組]
※王者組が3度目の防衛に失敗。挑戦者組が第19代王者となる。
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